医療法人社団サンセリテ 三浦病院
新しい緩和ケア専門病院のご紹介
その人らしい時間を支え、地域と共に支える緩和ケア病棟へ
医療法人社団サンセリテ三浦病院は、患者様とご家族が抱える身体的・精神的・社会的なつらさに寄り添い、痛みなどの身体的苦痛はもちろん、安心して過ごせる環境作りを大切にして、地域の皆様に信頼される医療機関を目指し、専門性と温かさを兼ね備えた医療の提供に努めてまいりました。
このような中、当院は、がんを含む緩和ケアを必要とする患者様の療養ニーズの高まりを受け、当院敷地の隣接地に新規に病院を建築し、地域の皆様の健康を支える内科外来診療と、これまで以上に質の高い緩和ケアを提供する緩和ケア病棟の整備を進めていきます。
そして、これまで慣れ親しんできた「三浦病院」という病院名称から、より病院機能を明確に表現した新しい病院名に変更します。
新病院建築の背景
近年、がん治療の進歩により、治療と療養を行き来しながら生活される患者様が増えています。一方で、痛み・倦怠感・息苦しさ・不安など、診断から治療期、そして終末期に至るまで、緩和ケアを必要とする場面も多様化しています。
当院ではこれまで、外来、訪問診療や既存の病棟における緩和ケアを提供してまいりましたが、
- より快適な療養環境の実現
- 家族が付き添い、相談ができる十分な空間の確保
- 感染対策上のゾーニング、動線の確保
- 災害時も含めた療養環境・ライフライン継続性の強化
といった点で、専門外来・専門病棟としての整備を進めていく必要性が高まってきました。
このため、患者様が「穏やかに、自分らしく過ごせる場所」を目指した環境整備を整えるとともに、高度な治療を提供する急性期病院、地域の在宅療養のサービス提供者である訪問診療、訪問看護、薬局や介護保険施設とも連携しながら、切れ目のない支援を行うために専門的な緩和ケアを担う新病院建築を進めていくこととなりました。
新しい緩和ケアの基本コンセプト
緩和ケア病棟は、苦痛症状に対して専門的な緩和治療を提供する内科病棟です。
緩和ケア病棟は「ホスピス」という概念とは別の役割をもつ病棟です。緩和ケア病棟は、温かみのある生活の場を提供するとともに、耐え難い苦痛を少しでも和らげる緩和治療を専門的・集中的に行う内科病棟です。
これまで以上に痛みなどの身体症状の緩和に加えて、気持ちのつらさ、生活上の不安、ご家族の身体的・精神的負担を支えるような緩和ケアを実践していきます。
「療養の場」としての快適性・尊厳の確保を目指します
患者様の生活のリズムを尊重し、穏やかな時間を過ごせるよう、広い空間、静けさ、面談環境などを重視した病棟づくりを行います。
地域の在宅療養を支える“つなぐ病棟”を目指します
高度な治療を提供する急性期病院、訪問診療、訪問看護、薬局や介護保険サービス提供者と連携し、在宅復帰支援、在宅療養支援など地域の緩和ケア体制の一翼を担います。また、介護者のニーズに応じたレスパイト入院も提供します。
緩和ケアにおける緊急入院機能を強化していきます
これまでに、地域の訪問診療クリニックで訪問診療を受けている方や緩和ケア外来の通院中の方が急な入院を必要とした時などに、事前に相談外来を受診していただいていれば、24時間365日で緊急入院の受け入れを行なっています。現在のところ年間200名以上の緩和ケア緊急入院に対応しています。
今後もこのような緩和ケア緊急入院機能を強化していきます。
病院整備計画の概要
【構造】:RC造/木造(混構造)、地上3階建
【1階】:外来コーナー(一般、感染、緩和ケア)、放射線・検査コーナー、消化管内視鏡コーナー、緩和ケア相談室
【2階〜3階】:緩和ケア病棟(59床で運用予定)
建築における重点項目
安心・安全
- 耐震性の確保、災害対応力の強化
- 感染対策(ゾーニング、換気計画、動線の分離)
- 非常用電源・燃料備蓄等によるライフラインの確保
- セキュリティ体制の強化
- 事業継続計画(BCP)を踏まえた運用計画
快適性の提供
- 患者様のプライバシーを守るための快適な個室環境の向上
- ご家族が落ち着いて過ごせる面会、面談空間
- 職員動線の効率化
- 室内環境(採光、空温管理)
環境への配慮
- 一部木造建築の導入
- 維持管理性に配慮した材料・設備の選定
- 多くの緑を取り入れた外構の整備
今後の予定
新病院の竣工:令和8年5月予定
新病院での診療は令和8年7月から開始する予定です。
(令和9年前半まで、旧病院の解体と外構工事は継続されます。)
医療法人社団サンセリテは、緩和ケアを必要とされる患者様とご家族が、診断・治療期から療養期までのそれぞれの時間を安心して過ごせるよう、医療と環境の両面から整備を進めてまいります。新しい病院、緩和ケア病棟の建築を通して、地域の皆様により信頼される医療機関として、これからも努力を続けてまいります。
